旦那が帰らない一夜をどう過ごしたか。
私の記憶ではその日は夕飯が要らないという申告がなかった。だから夕飯を作ってあった。10時を回っても帰らないのでテレビの前でうとうとしていると、気付けば11時半を回っている。終電は出た。電話はない。・・・またうとうと・・・目を開けると12時半を回っていた。
あぁ、終電に乗れなかったんだ。
それから一晩中、短いときには30分おきに携帯に電話した。うとうとしながら、テレビを見ながら。全て留守番電話。風呂にも入れず、着替えもせず、化粧も落とさず、電話を待ってた。
朝の7時の電話は受話器を取るでなく、電源を切られた。・・・随分前に同じようなことがあったなぁと、ふと考えた。でも、持ち主は生きてるってことかな、落とした電話を誰かが触ったのかななどと考えてしまった。
その後、8時半ごろにかけた電話も留守電だったのだが、折り返しすぐに電話があり生きていた。
ドコにいるのか聞いているのに「ごめん」を2度ほど言ってたぁ。何についての「ごめん」だったんだ?今もよく分からない。
夕飯が要らないと言わなかったこと?終電に乗れなかったこと?電話に出なかったこと?その根本的な理由について?
それはまぁどうでも良くなったんだ、今となっては。
この3日ほど考えたんだ。いろいろと。そして気がついた。私が一晩中、風呂に入らず、着替えもせず、化粧も落とさずに何を考え、待ってたのか。
「いつ警察から電話があったても出かけられるように」だった。
たとえば、酔っ払って始末に悪いから家族が来てくれとか。喧嘩をしたので身柄を引き受けに来てくれとか。最悪は本人確認をなんてことになってるかも。などと。
そんな連絡があった時にパジャマ姿で濡れ髪ではサッと出かけられないなぁ、と思ってたんだ。
10年ほど前の、帰りが遅い旦那を待ってた私とは別人なのだ。旦那の身を心配していたのは違いないのだが、なんだか違うなぁ。
結婚して18周年を迎えようとしている私たち。この年月は二人に平等に流れていたのだった。
ただ未だに二人でお出かけって気分にはならないかな。夕べも夕飯要らないって申告無しに酔っ払いでしたしね。
学習できないのか、愛がないのか。
もう文句言うのも面倒くさい。
お酒を飲む回数を減らしてタクシーで帰ってくればいいのにね。
プロフィール
カレンダー